東日本大震災の心理的トラウマはどのような被災者に多く見られたのか?回復方法は?

2019年10月11日

地震 PTSD

2011年3月11日東日本大震災がありました。当時の私は中学生でちょうど全校集会があり体育館に集まっていました。突然揺れ始め天井にぶら下がってる照明やらなんやらが左右に揺れ、落ちてきそうな恐怖を感じたことを今でも覚えています。

 

私の住んでいる地域は震度3くらいでしたが体感ではもっと揺れていたように感じました。家に帰ってテレビを点けると津波警報が発令していて家の中にいるのにその映像に恐怖を感じました。

 

震度3の場所に住んでる私ですら恐怖を感じたのに、震源地に近い人らは計り知れないほどの恐怖や絶望や悲しみやらが、わけがわからなくなるほど感情が沸き上がり、パニックだったんじゃないかと思います。

 

東日本大震災と言ったら津波だけでなく原発の汚染もあります。

  • 地震
  • 津波
  • 原発

これだけの問題が重なったら、正気を保つことが困難は人が出てくるのは当たり前です。ましてや

  • 身内が亡くなる
  • 家が崩壊する
  • 思い出の地が無残な姿になる

などを経験した被災者はかなり精神的にもしんどいと思います。

 

では今後に同じようなことが起こった場合、我々はどうしたらいいのかその問題解決の参考になりそうな論文(1)があったので紹介します。

研究内容

東北大学の研究で、東日本大震災による心理的トラウマについて書かれた論文をまとめたいわゆるメタ分析で、どのような被災を経験した人が心理的トラウマの抱えやすかったのか?ってことを分析した論文です。

研究結果

簡単にまとめると

  • 地震と津波だけを経験した地域より放射線関連の影響を受けた人の方がPTSDを発症しやすく、10か月後で21.6%、22か月後で18.3%
  • 休息不足・コミュニケーション不足などはPTSDのリスクが増加する
  • 重度の外傷はPTSDと関連してなかった

ということが分かりました。

放射線は津波や地震と違ってかなり長期的な影響を与えているのと、目には見えないというところから余計に不安を増幅させことが原因ではないか

とのこと。また、

放射線への偏見などにより正確な情報がなかなか得られなかったことも精神的ストレスにつながったのではないか?

と研究者らは述べています。

 

また、原子力発電所の従業員がPTSDのリスクと関連していたのは、周りからの罵詈雑言によるものが原因らしいです。なんか悲しいですね・・・。

 

今後のについては

全体像を把握するためにはさらなる調査と研究が必要

とのことでした。

回復方法

基本的には時間とともに回復することが分かっています。また、PTSDを抱える人の特徴として「幸せホルモン」と言われるセロトニンの分泌量が少ない傾向になります。

セロトニンを簡単に分泌する方法は

  • コミュニケーション
  • ハグ
  • 日光を浴びる
  • 瞑想・森林浴

などがあります。

また、トラウマを乗り越えた人は

  • 創造性がアップ
  • 対人関係が良くなる
  • 精神的にタフになる
  • 人生の幸福度が上がる

ということが分かっています。

 

正直PTSDや精神的にストレスを抱えている人はやる気になれないと思いますが、自分の足で1歩踏み出さないと何も始まりません。一生ストレスを抱えて生きていくことになります。最初は無理矢理でもいいので行動してみましょう!

2019年10月11日その他

Posted by たか