高齢栄養失調の死亡リスクが50%も低くなるかも?というHMBについての研究

2019年5月8日

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

HMB 栄養不足

こんにちは、こんばんは、たかです。

 

現代の食生活は偏食が加速しており、十分に食べているつもりでもバランスが悪く、栄養不足、栄養失調、栄養不良者が後を絶ちません。野菜とか果物とかあんまり食べてないのではないでしょうか?

 

多く食べるであろう若者でも、自覚している者は全体の12%程で実際は80%以上の若者は栄養不足という現状です。

 

高齢になると食事の量が減るが、食事のバランスは良くなる傾向にあります。が、それでもたんぱく質や脂質が多いため、食事のバランスは良くないため栄養失調で入院する患者もいます。

 

ということで、栄養失調者を救ってくれるかもしれないよ!という研究(1)があったので紹介します!

研究内容

65歳以上の栄養失調の成人において、再入院および死亡率に対する特殊な経口栄養補助食品の効果はあるのか?を調べました。

 

NOURISH試験(栄養臨床試験の中でもかなり規模の大きい試験の1つ)で、2012年5月~2014年10月の間に米国の78の異なる病院および施設で行われた無作為化二重盲検プラセボ対照試験でした。要は結構質の高い研究だよ!ってことです笑。

 

この研究は、経口栄養補助食品が栄養失調患者の合併症、死亡率、および病院への再入院を減少させる可能性があることがすでに分かっている研究を基に構成しています。

 

参加者は、65歳以上の652人の栄養失調の成人で、入院して心臓病や肺疾患を患っています。研究者らは高タンパク質(20グラム)、HMB、ビタミンDを含む特殊な栄養補助食品の効果を、退院後90日の再入院または死亡率に対するプラセボ補助食品と比較しました。

HMB:筋を強く、かつ付きやすくするアミノ酸のこと

研究結果

主要複合評価項目である、退院後90日の死亡または再入院の比率は

  • 栄養補助食品組は26.8%
  • プラセボ組は31.1%

と2つのグループ間に有意差がないことを示しました。

 

つまり、有効成分が含まれていても、含まれていなくても、あまり変化しなかったということです。

 

しかしながら、研究の個々の構成要素および追加の分析は以下を示した。

  • 専門的な栄養補助食品を摂取した患者の死亡率が有意に低くプラセボ組の50%であった。この死亡率の低さは30日から始まり、参加者が退院してから90日間続いた
  • 入院率は2つのグループ間で差異はなかった。
  • 専門的な栄養補助食品を摂取しているグループでは、退院後30日および60日での体重、栄養状態およびビタミンDレベルなどの他の健康上の転帰の改善、ならびに継続的な体重および栄養状態の改善がみられた。

結論

退院後90日の死亡または非選択的再入院である腫瘍複合評価項目には影響がなかったけど、90日間の観察期間中の死亡率の低下と栄養状態(体重など)の改善はみられた。

まとめ

多くの成人は自らが栄養失調だという自覚をしていないらしく、栄養失調だと心臓発作や、肺炎などの様々な病気と闘う免疫力が弱くなり、発症しやすくなります。その結果、入院が増え、場合によっては死亡することになります。

 

他の研究は、栄養失調が合併症、再入院、さらには死亡の可能性をも含め、健康上の結果を悪化させる可能性があることを示しています。

 

今回試験で使用したものはHMB(β-ヒドロキシβ-メチルブチレート)というもので、病気になったときや、年配者の筋肉の健康を維持するのに役立つことが証明されているため、積極的に摂取してみてはいかがでしょうか?

2019年5月8日健康

Posted by たか