「座ってる時間が長いほど死亡リスクと心血管疾患リスクが高くなる可能性がある」という研究

2019年5月28日

座る 死亡リスク

こんにちは、こんばんは、たかです。

人間にとって「座る」という行為は身体に悪影響を与えます。

以前紹介した研究で座っている時間が長い人ほど肥満・糖尿病・心臓病・ある種の癌の危険性が高まるというものがありましたね。

 

今回はそれに似た研究で、身体活動を活発にすれば、座り過ぎにより増加する死亡リスクを相殺する可能性があるんじゃないの?という研究(1)です。

 

研究者ら曰く、活動的でない成人の場合、座って過ごした時間は死亡のリスクの増加と関連している可能性があると示唆されています。とのこと。

 

しかし、American Journal of the Cardiologyの年1回の循環器系健康増進号に発表された研究によれば、身体活動を推奨レベルまで増加させると、この関連性がある程度解消される可能性があると発表されました。

 

ここ最近の研究で、長時間座っている行動は健康に悪影響を及ぼすことを明らかにしていますが、死亡リスクとの関連性はよく理解されていません。

研究内容

参加者は45歳以上のオーストラリア人男女149,077人で、1日に

  • 何時間座っているか
  • 立っているか
  • 眠っているか

などのアンケートに答えてもらいました。また、歩いた時間、適度または活発な身体活動をどのくらいの時間費やしたか?についても質問されました。

 

座った時間は時間別に分類し、4時間以内、4〜6時間以内、6〜8時間以内、8時間以上と4つに分類しました。また、身体活動時間も時間別に0分(非活動)、1〜149分(不十分な活動)、150〜299分(オーストラリアの身体活動推奨の下限で十分に活動的)、300〜419(上限で十分に活動的)の4つに分類しました。

 

平均調査期間は全原因死亡率についてが8.9年で、心血管疾患死亡率が7.4年追跡調査しています。結構質が高いんじゃないでしょうか?

研究結果

座っている時間が長くなる(6時間以上)と、全原因死亡率と心血管疾患死亡率のリスクが高くなることが解りました。そして身体活動によってリスクが減少したわけではありませんでした。

 

同じく8時間以上座っていた人も、全原因死亡率と心血管疾患死亡率のリスクが高くなることと関連しており、身体活動によってリスクが減少することと関連していませんでした。

 

そして活動性が高く、1日4時間未満しか座っていなかった参加者と、1日4時間しか座っていないが身体的に活動的でない参加者を比較したところ、活動的でない参加者のリスクはかなり高いままでした。

 

 

つまり座っている時間を減らしただけでは意味がないという結果でした。だからと言って座っていいわけではなく、1日4時間程度であれば1日150分以上の身体活動をすればある程度リスクを減少させることが出来ます。

研究者らの声

「我々の結果は、何らかの理由で多くの座りがちな人々の身体活動を促進するための継続的な努力を支持するものである」「身体活動がない場合は、単に座っている時間を減らすだけでは、健康を増進させるのに不十分な場合があります」とStamatakis氏は述べています。

 

研究者らは、中等度の身体活動は、患者の間で心血管疾患による死亡リスクを減少させるだけであることを見出しました。更に高強度の身体活動は更なるリスク減少が見られましたが、このレベルの活動はすべての人が可能ではない場合があると述べています。

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2019年5月28日健康

Posted by たか